ご遺体の安置について(家族葬・京都・まるいち)

人間が亡くなった後、お葬式や火葬までの間、ご遺体は適切に安置される必要があります。亡くなってからのご遺体の安置にはいくつかの方法があります。こちらではその方法、やり方などをご説明していきます。

●ご遺体はどこで安置する?

主にご遺体を安置する場所は大きく分けて2つあります。

『自宅に搬送し安置する』

『葬儀社などの安置室に安置する』

この2つです。それぞれについて詳しく説明していきます。多くの人が病院や老後施設で亡くなる現代では、遺族は病院などの霊安室に遺体を安置できる時間が限られているため、安置場所への搬送の決定が求められます。

『自宅に搬送し安置』の場合、搬送先から自宅にお布団を敷いて、そちらでご遺体の安置をいたします。自宅で亡くなられた際も、同様にお布団を敷き、そちらで安置いたします。自宅での安置のメリットは、故人と遺族がプライベートな空間でゆっくりと時間を過ごせる点にあります。しかし、遺体の保全にはドライアイスの使用や適切な室温管理が必要で、これらの準備や管理は葬儀社に相談することをお勧めします。また、自宅の住宅事情や、マンションやアパートの場合、エレベーターなどの搬入ルートの確保が課題になることもありますので、事前にご確認して下さい。

『葬儀社などの安置室に安置』の場合、お客様から、葬儀社に連絡をしていただき、そちらの施設に安置いたします。安置室で安置するメリットは、遺体の適切な保全と衛生管理が行われ、遺族の負担を少しでも軽減できる点にあります。但し、ご遺体の状態には個人差があり、腐食を遅らせることはできても止める事はできないので、長時間の安置はオススメいたしません。安置室での安置のデメリットとは主に、故人様にすぐに会えないなど、そばについていてあげれない。などがあると思いますが、弊社では、ご遺族の希望でご自由に出入りしていただき、故人様を偲ぶ事も可能ですのですので、希望でしたら何なりとお申し付け下さい。

●ご遺体の安置にかかる費用

安置場所やお預かり期間によって異なります。自宅、葬儀社の安置室での安置にかかる費用についてご説明します。

『自宅で安置する場合』弊社では、最低必要日数分のドライアイスと搬送の料金は基本プランに含まれております。但し安置の日数を伸ばされたり、搬送先の追加をした場合、追加料金をいただいております。

・ドライアイス1回¥8800

・搬送費(京都市内の場合¥22000~ ※移動距離によって変動します)

※自宅での安置は、ホール使用料が発生しません。

『葬儀社の安置室で安置の場合』弊社ではこちらも同様に、プラン料金の中に必要日数分のホール使用料やドライアイスの料金は含まれております。安置日数を伸ばした場合、追加料金をいただいております。

・ドライアイス1回¥8800

・ホール使用料1日¥22000

●ご遺体を安置する期間

葬儀の準備や火葬場の状況によって異なります。一般的に、遺体の安置期間は1〜3日が多いですが、こちらはあくまで目安となります。

最低安置期間:日本の法律では、死亡確認後24時間以内の火葬は禁止されているため、最低24時間は遺体を安置する必要があります。これは、過去に仮死状態が見落とされた事例があるため、安全を確保する措置です。

平均安置期間:遺体の安置は通常、1〜3日間程度行われます。しかし、火葬場の予約状況や休日(特に友引や正月など)によっては、この期間が延長されることがあります。

●亡くなってから安置までに行うこと

亡くなった後、遺体を安置するまでの間に行うことは、遺体の尊厳を保ち、故人を大切に扱うために非常に重要です。

○末期の水(まつごのみず)

死亡が確認された後、まず行うのが「末期の水」です。これは故人の口に水を含ませる儀式で、故人が次の世界で苦しまないようにという願いを込めて行われます。この儀式は家族や近親者が行い、仏教の習慣ですが、他の宗教でも行われることがあります。

○清拭(せいしき)と湯灌(ゆかん)

次に、遺体の清拭が行われます。これはアルコールを含ませたガーゼで遺体の露出部分を拭くことを意味します。また、故人を清めるための湯灌も行われます。遺体を洗浄し、清潔な状態を保つための大切な儀式です。

○着替え

清拭と湯灌の後、故人は新しい衣装に着替えさせられます。通常は白い浴衣(死に装束)を使用しますが、近年では故人の好きだった洋服や、着物を選ぶことも増えています。弊社では無料で、着せかえのお手伝いをいたしております。

○死化粧

最後に、故人の顔に死化粧を施します。これは生前の姿に近づけ、葬儀に参列する人々に安らかな顔を見せるために行われます。女性には薄化粧が施され、男性は眉毛を整えるなどのケアが行われます。

●宗教ごとのご遺体安置方法の違い

遺体の安置方法は、宗教や宗派、地域によって異なります。仏式、キリスト式、神式での安置方法について紹介していきます。故人が生前信仰していた宗教に基づいて適切に遺体を安置することは、故人への敬意を示すとともに、遺族にとっても重要な意義を持ちます。

○仏式のご遺体安置

仏式では、故人の遺体は通常、北枕または西枕に安置されます。遺体は薄い敷布団に薄い掛け布団を上下逆にしてかけます。遺体の顔には白い布をかけ、胸元で手を合わせ数珠をかけます。魔除けのために刃物を布団の上に置くことがあります。枕元には香炉、線香、ろうそく、花立、水、一膳飯などを供えます。この枕飾りは、地域や宗派によって異なる場合があるので、確認が必要です。

○キリスト式のご遺体安置

キリスト式では、遺体の枕の向きに特に決まりはありませんが、多くは北枕に安置されます。神父や牧師が到着した後、祈りを捧げた後に遺体を安置します。枕飾りの代わりに、白い布をかけたテーブルの上に十字架、ろうそく、聖書、生花を置きます。キリスト式では生花が使用されることが一般的です。

○神式のご遺体安置

神式においても、遺体は西枕か東枕に安置されます。仏式と似ていますが、数珠は用いません。遺体の枕元には榊、お水、お塩、洗米などを供えます。この際、枕飾りの内容は地域や神社によって異なる場合があります。

●まとめ

これらの安置方法は、宗教や宗派の教えに従って行われます。遺族は故人の信仰に沿った方法で安置を行いましょう。弊社プランの中に、安置した際に使用する枕飾りの費用は含まれておりますので、ご安心下さい。(※但し、プランによっては含まれていないものものもございますので、ご注意下さい。)また、病院で亡くなった場合、長時間の安置が難しいため、事前に安置場所を決めておくことが推奨されます。弊社では24時間365日対応しておりますので、お困りの際はいつでもご連絡下さい。

安置方法について不安があれば、葬儀社や専門家に相談しましょう。

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ページ公開日: 2024-06-10 
ページ更新日: 2024-06-12